アユールヴェーダがサンスクリット語で覆われ始めてくるステップに入ってきました(笑)
ヨガでもプラナヤーマという呼気・呼吸法があります。
このプラナヤーマの中には、たくさんの呼吸法があります。
ここでは5つの側面と言える5つのプラーナ(気)をご紹介します。
呼吸法ではないのでお間違えなく。
5つのプラーナとは、エネルギー。
中医学の【気】
の概念と似たもの。
生命力の5つの側面とされています。
★プラーナ・ヴァーユ
存在する場所ー 脳
支配する部分ー神経系・呼吸器系
★ウダーナ・ヴァーユ
存在する場所ー 咽喉
支配する部分ー話す能力・意気・呼気
★ヴィヤーナ・ヴァーユ
存在する場所ー 心臓
支配する部分ー循環器・関節・筋肉
★サマーナ・ヴァーユ
存在する場所ー 小腸
支配する部分ー消化器系
★アパーナ・ヴァーユ
存在する場所ー 下腹部
支配する部分ー排泄行為・月経・出産
このプラーナが滞っているとその存在する場所や、支配する部分の不調が現れます。
気の流れはよく。
とか、
体の巡りを良くする。
など。
良く聞きますが、これはプラーナの流れを止めないように。
循環良くするようにということなんです:)
そして、
肉体は7つのダートュ(組織)に分類されており、次のダートュ(組織)を支える性質を持ち
一番上のラーサの機能が低下するとすべての組織が低下すると考えられています。
ダートュ(組織)の状況は心にも影響し、ダートュ(組織)のバランスが取れると心身ともに安定します。
瞑想などでダートュ(組織)を安定させ機能を高めます。
ドーシャのアンバランスはダートュ(組織)
と呼ばれる7つの体組織のアンバランスを引き起こします。
食べたものはこの順で↓正しく動くと健康です。
それぞれ、互いにエネルギーを引き出し合っているため、1つが乱れると他の組織も病気になる。
人間の体はすごいなと本当に思います。
血漿の生成が妨害されると、血液の質に影響が及び、それが筋肉に影響する。
などなど。
7つのダートュと組織の関係
★ラーサ 血漿・細胞液
★ラクタ 赤血球(血液)
★マムサ 骨格筋(筋肉)
★メーダ 脂肪
★アスティ 骨組織 (骨)
★マッジャ 骨髄 (骨髄と神経)
★シュクラ 生殖組織(生殖器官)
各組織にそれぞれの代謝作用(アグニ)があります。
それが、組織内の新陳代謝を決定しています。
各組織は副産物も生成し、体内で使われるか、または排泄されます。
※月経はラサの副産物で、組織はトリドーシャの支配も受けるため、
過激なカパが血漿を影響し、生理が重くなる場合もあります。
ダートュは、摂取される食べ物からアグニ(火)の作用によって作られます。
アユールヴェーダではこの7つのダートュ組織の
どれか1つでもアンバランスになると病気になります。
ドーシャがバランス良く調和して働いている時
↓
消化と代謝の作用が効果的に行われます。
ドーシャのどれか1つでもバランスを失うと
↓
その作用が正しく働かないので、
組織のどれかに病気となって現れます。
これをアユールヴェーダではトリドーシャ理論と言います。
人体及び万物が5つの元素(空、風、火、水、地)から生じた
3つのドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)から形成されているものという考え。
====スロータス(経路)======
カラダは多くの経路で構成されています。
経路が組織の代謝を維持することにより同化や排泄の過程を支配します。
この経路の流れに支障(滞り)があると病気となります。
経路の流れを良くすることが健康に繋がります。
※経路(スロータス)は中医学の経絡の概念と共通点を持ちます。
インヨガもそうですし、経絡は人間にとって重要なのがここでもわかりますね。
健康のサイクルとは
トリドーシャのバランスが取れ、
すべてのダートュが一連の作用によって違いを支えあえ
養っている状態。
骨も血も老廃物も。とにかく人間の体は面白いほど繋がってる。
だからこそ。ケアして、予防方法や治療法を知る必要があるんですね。
5000年も前からなんて信じられないような本当の話ですね。