10th Anniversary
2023年4月22日
10年前。代々木上原で右も左もわからないまま、ヨガスタジオをオープンしました。
生徒数はもちろん0で、NYから帰国後1年も経たずにオープンしたスタジオに、人が来るはずもなく、根拠のない使命感とやらなくてはいけないという強い思いから
この路を歩むことを、私は選択しました。
2013年4月22日1人も体験レッスンの方は来ませんでした。
その時に、思い出したことがOM YOGAの創始者であるシンディー・リーがスタジオをオープンした時に『友達三人が来てくれただけだった。』
というエピソードでした。
彼女はあのNYのマンハッタン。しかもunionsquareのStrandの上というありえない立地で、5つの様々なスタジオを展開し、優秀な先生とレベルの高い生徒たちで溢れる”あの”環境を作ったことを思い出し、『あんなにすごい人でもそうだったのだから、私も最初からうまく行くはずない』と、ほんの少しだけ重荷を下ろせたような気がしています。そして、私はスタジオオープン当初は本当に恵まれていて、
全ての奇跡に感謝しかありませんでした。
NYから帰国してすぐに指導に当たっていたダンスと、ヨガの指導の二足の草鞋でしたが、全米ヨガアライアンス認定校にするために睡眠を毎日3時間に削ったところで間に合わず、不本意ながら2016年ダンスの指導を辞めることを決意しました。
私のダンスの生徒さんたちへの想いは、今も胸が苦しく、
本当に申し訳なさと、悔しさで心の中に常に彼らの存在が今もあります。
『経営』という初めての体験が、『指導者』『技術者』の私にとって、初めてのことだらけで、沢山のやらねばならぬことを体験したのは、非常に厳しいものでした。
2015年から指導者養成コースをスタート。私がヨガスタジオに魂を一本に集中し、
本当の意味でのスタジオのスタートはこの時だったのかもしれません。
指導者養成コースも、NYで3本の指に入るほど厳しいと言われていたOMヨガの教えを私流ではありますが展開しました。結果とても厳しいコースとなり、
卒業した一期生との時間は、私の人生の全てが試され、土台を作らせてくれた
非常に大切で重要な1年となり一期生の皆様には感謝しかありません。
その後、2018年。恵比寿に2号店をオープン。
人生でありえないほどのストレスと、期待と自己との戦いに疲弊し、未来が全く見えず、もがき進んでいた中でも、たくさんの生徒さんが
強く私を応援してくれたように感じています。
1年後、ようやく軌道に乗り始めた時に、コロナの波がやてきました。大変な思いと労力をかけ、たくさんの人の知恵や協力で築き上げた場所が、あっけなく私の手から離れることとなりました。恵比寿スタジオのクローズは自分が生きながら死んでいる様な感覚で、深い傷しかなく、立ち上がることが出来ない中、
ただただ日々を送る事に集中していました。
そして、同じ時、闘病中の親友の病状も悪化していきました。
恵比寿スタジオクローズの傷が癒えることない中、時間が許す限り親友に会いに行き、どうかこれ以上のことは私の目の前に起こさないでくれと願う日々を送りました。そして、そんな
私が選択できたことは
『ひたすら勉強すること』でした。
この前後の数年間で沢山のことを学び修得しました。
今では、それが武器になっていて、それだけが私の過去を表してくれています。
去年2月26日。親友が違うタイムラインを選びました。
心が壊れ続けた私に残ったものは『ヨガ』と勉強し続けてきた『自然療法』でした。
【自然療法とはバランス(アロマ・ハーブ・運動)をとり自己免疫力を高めること】
だと私は思っていて、私にはその知識と経験をこれから先の人生で、
どんな方に対しても適応していける自然療法師としての路を選択したいと強く思い、
2023年4月から
YukaNewYorkYogaは健在のままですが、
『Yuka Style Naturopathy Studio by YukaNewYorkYoga』と店名を変更しました。
昔からスタジオの生徒さんからは『ヨガの先生っていう肩書きではないよね』という風によくお声を頂いておりました。自分が行っていることが皆様に伝わってくれる言葉は何なのか?という事を随分考えてきましたが、私の大先輩より”YUKA STYLE”がいいよ。とコロナ禍で命名頂き、ずっとその時を待っていました。
これからは、この10年とは全く違う10年が描けるよう、
私の魂を試されているように感じております。
今までの10年を共に過ごさせて頂きましたことに深く感謝し、
至らぬ点が多々あったことにお詫び申し上げます。
これからの10年をともに変化しながら上昇し続け、
光輝く路を共に歩めることを楽しみにしております。
これからも末長くどうぞよろしくお願い申し上げます。
全ての方が自分らしく、愛らしく、自由でいられるよう願っております。
Love and Namaste,
Yuka Shinohara