トリドーシャ
トリ=3
ドーシャ=不純なもの・増えやすいもの
と以前のブログで3つのドーシャには性質があるとお伝えしました。
ヴァータ・・・(風)軽・冷・動・速・乾
肉体の運動、感覚の刺激や神経の伝達、呼吸の働きを調整します。
ピッタ・・・・(火)熱・鋭・軽
食物の消化・吸収、代謝の働きを調整します。
カパ・・・・・(水)重・冷・遅・粘
カラダの細胞を構成し、免疫力を支配します。
アユールヴェーダ的
【健康とは】
★トリドーシャのバランスが取れている
★アグニ(消化の火)が正常
★アーマ(未消化物)
★マラ(排泄物)が溜まっていない状態
★五感が正常で至福であること
と言われています。
少し、誤解しやすい点ですが、
ドーシャとは体質のことを表していません。
ドーシャは→増えやすいもの・不純物
プラクリティと言うのが元々の自分の本質。体質になります。
※サンスクリット語で体質をプラクリティと呼びます。
また現在持っているものを
『ヴィクリティ』と言います。
プラクリティとヴィクリティの差が激しいのも不健康となります。
『いかに自分本来の持っているものを引き出すか』
ということです。
====ドーシャのバランス(時間・季節・年齢)====
ドーシャのバランスは(時間・季節・年齢)それぞれ影響を受けます。
ヴァータ (異化)
ピッタ (代謝)
カパ (同化)
ドーシャのバランスが崩れると
アグニ(消化の火)が弱まり
↓
マラ(排泄物)やアーマ(未消化物)がたまる
↓
健康が損なわれて病気
=====時間======
6時から10時 カパの増えやすい時間帯
10時から14時 ピッタの増えやすい時間帯
14時から18時 ヴァータの増えやすい時間帯
18時から22時 カパの増えやすい時間帯
22時から2時 ピッタの増えやすい時間帯
2時から6時 ヴァータの増えやすい時間帯
====季節と年齢========
ヴァータ 秋から冬 ・60歳以上
ピッタ 夏 ・30~60歳
カパ 春 ・0~30歳
★乾燥や寒さ
↓
ヴァータを増やす
○ヴァータが増えると
↓
手足が冷えやすく、ちょっしたことで心配になりねれなくなる。
★暑さ(熱さ)は
↓
ピッタを増やす
★湿気は
↓
カパを増やす
ここでポイント。
トリドーシャは誰もが体に3つ必ず持っています。
『1つだけ』というのはなくて、その性質が多いか少ないかは個により異なりますが、
3つ必ず持っています。
それをアユールヴェーダでは
↓
体質
としてみなします。
もっとも多く持っているドーシャが
増えやすくバランスを崩しやすいドーシャ
(↑これは覚えておくと簡単です)
体質(ドーシャのバランス)はなんと、、、、!
卵子と精子の受精の時に決定しているそうです( ̄□ ̄;)
=====トリドーシャの体質と性格======
【ヴァータ】
華奢でやせ形。
背は低い or 細くて高い。
肌は冷たくて乾燥肌です。
精神面の特徴は 活発で想像力が豊か
↓
不調が現れやすい場所:骨盤臓器・腎臓・子宮
【ピッタ】
中肉中背でスタイルがいい。
肌は柔らかくて関節が柔軟です。
寒さに強く、暑さに弱く汗をよくかきます。
リーダーに最適
↓
不調が現れやすい場所:胃・十二指腸
【カパ】
体格がいい
体力、持久力があり肉体労働や運動に耐える人。
情にもろく争いごとに不向き。
愛情深く粘り強い
↓
不調が現れやすい場所:胸腔・鼻腔
★カパの人はむくみと眠さなどが特徴。
定期的な運動が必要。
なんでも『ためる』が得意。(貯金・体重)
覚えることがたくさん。。。これを全部スラスラ
スリランカの人々はわかっているのかな?と思うのですが、きっと日本人が干支を覚えるくらいなことだと思うので、簡単になる日がきます。
素晴らしいですね。